たまりば

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どこか似ている人生選択

こんばんは。みのりんです。
暑い位でしたね。体がうろうろします。帰りはちょい肌寒いんでいつものボロジャンがちょうどよかった。
朝から神保町でして、市の合間に写真の冊子見つけて買っちゃいました。もつ煮に関する思い入れは勿論のこと、これまでの下町文化論の数々が江戸東京論の影響下にあり、近代化以降の工場労働者が作り出してきた大衆文化は忘れられつつある。つー論点に大変共感いたした次第。以下少し引用します。
「大衆酒場の空気に浸るように深呼吸し、古くなった壁の色に過去の人々の痕跡を幻視しているうちに、意識は混濁し、あっさり酔っぱらってしまいます。でも、そんな怪しげな客と化すなかで、冷めてくるものがあります。覚醒する意識があるのです。昔からここに座っていた、誰でもあるような無名の客の一人として、モツ煮のなかに保存された、近代に呻吟させられる生活の味を確かめます。私の貧窮は、ハードな近代化期の人たちの苦労と、経済構造上、明らかに地続きだからです。」『モツ煮狂い』第二集 クドウヒロミ著
勿論、僕の故郷にも赤提灯が沢山ありまして、いわゆるホルモン焼きです。煮込んだものは、東京に来て初めてたべました。確か、家庭で食べられる市場ものとお店のものは味が違っておりまして、市場ものは主に女性や子供のおやつでした。これもまた、絶品でいまだに夢に見ます。お店のは、いわゆる大衆酒場で饗される奴で殆んどの客は工場労働者と日雇いのおじさんたちでした。味は結構濃くてこれまたくせになります。どちらかというと強い酒。ビールにウィスキー入れた奴が早く酩酊するんでつーか、金が無いんで少量で早くトリップしたいつーのがほんまのとこです。
やっぱ、東西金があるところはとりどりに幸福を求めますな。これは幸福の科学。持たざる者は、どこでもどこまで行っても貧乏の加速運動。これを貧乏の物理と言います。




  • 2008年04月12日 Posted byみのりん at 01:25 │Comments(0)

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